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鉄道、音楽、日常、懐古

都会の歩き方

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最近流行りの言葉に当てはめると、自己肯定感が低い自分だが、数少ない好きなところは、たまに行く都市を自由に歩けることだ。スイスイ歩けることにちょっとした優越感を感じる。逆に言えば、田舎者が都会に詳しいと調子に乗っていることの裏返しでもあるが…。

 

 

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京都にいけば、四条通りの地下道の出入口が地上のどの辺りとリンクしているか把握できているのが結構便利だ。完全には把握できていないが、通りの名前でおおよその位置は分かる。他の都市も京都みたいな通りの付け方をすれば便利なのに。

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さんざん歩き回ったせいか、街並みの変化とか気になるお店を見つける感度はずば抜けて高い。最近は半年に一回程度しか行けず、かつ用事がメインなのでゆっくり見て回れないからGoogleマップのピンがどんどん増えていく。最近ショックだったのは新風館が更地となっていたことだった…。

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一方で最近気になっているのは島原のきんせ旅館。テリトリー外のエリアにも魅力的な場所がまだまだ多いみたい。

 

 

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大阪はだいぶ弱いけれど、御堂筋は一通り歩いたり鉄道同好会で調査したりしたのでそこそこ分かる。模型を買うなら日本橋FM802があるのは南森町、淀橋を使わずにウメヨドに行く方法などなど、小ネタは若干ながら知っている。

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歩いた場所が少ないため、一番好きな場所が梅田のグランフロントという程度。大都会としての大阪を強く感じられるのは刺激的だった。北梅田の再開発が進むと景色はもっと変わっていくのだろう。

飲み歩いた曽根崎や阿倍野は良い思い出。失敗の記憶が多いような気がする…。

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街からは外れるが、カフェで知り合った方に案内してもらった中津はエモかった。Facebookのアカウントを消していたので今は何をされているか分からない。

 

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東京であれば、ターミナル駅の改札口と出入口がだいぶわかるようになってきた。最難関であった渋谷駅も今ではそれなりにいける。せっかく覚えたのに駅が変わってしまいそうだが…。勤務地が新宿だったこともあり、新宿西口はかなり強い。小田急⇔JR⇔丸ノ内線も余裕。高田馬場の駅前から明治通りまでも結構分かる。

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(高田馬場ではないけど…確か神保町の辺り)

 

東京には中学生になってから頻繁に行っていたが、長らくは撮影、イベント、コンサートなどだったので駅から出て何かをすることが少なかった。

 

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初めてきちんと歩いたのは、震災の一週間前に撮影に行った時、池袋から都電沿いを面影橋まで撮影したときだった。スナップの素材に困らなかったことを覚えている。それから5年後にそこで働くことになるとは夢にも思っていなかったが…。

その手の話では、演奏会の練習後に泊まった東陽町のホテルの向かいで一ヶ月ほど仕事をしたり、中学時代に撮影をした駅の最寄りで住むことになったり、奇妙な縁はあるものだなと思う。

 

 

都市から地元に戻ってくると、今までは自転車でなければ到底辿り着けないと思っていた場所も徒歩で案外いけてしまうことに驚く。街が縮小している感覚は嫌いじゃない。

お店が遅くまで空いてないこととか、愛用していたヨドバシカメラがないとか、不便を感じることが多い。職場に行けば更に何もなくてうんざりしてしまう。都会が好きな性分であることを頻繁に感じる。なかなか抜けない憧れを胸にしまいつつ、地元の街を明日ものんびり歩いていく。