サブカル上等
中学、高校、大学と節目ごとにブログを新しくしてきたので、今回が4つ目になります。
今までは記事タイトルを曲名にすることにとっても拘っていましたが、楽曲レビューを行うブログをつくったので、こちらはふつうに更新をしていくことにします。
自己紹介…はレビュー数が伸びてきたらそのうち行うとして、一回目の更新の本題に入っていきます。
サブカルチャーという言葉は、高校生まででも頻繁に目にしていたものの、自分の周りは撮り鉄や部活の仲間ばかりで、縁遠いものでした。
強く意識するようになったのは大学一回生の秋、写真サークルに入ってからでした。当時は2012年、キュウソネコカミや岡崎体育がコミカルに歌い、サブカル感をあえて全開にしたヤバいTシャツ屋さんが出てくるより昔の話です。
大学には写真サークルが3つあり、入る前にホームページなどを比較した際、「一番下手そうなところに入ろう」と決めていました。まぁなんとも失礼な話ですが、当時は(今もだけど)「教科書的な綺麗な写真」「良い機材で撮る良い写真」にさして興味がなく、携帯電話で撮ってもそれなりに良い写真が撮れる人のいる場所、Instagramが好きそうな場所を探していました。もちろん、自分は威張れるほどうまいわけでは決してありませんが…
いざ入ってみると、鉄道と音楽しかなかった自分の世界を広げてくれるような人たちがたくさんいました。このサークルに入って、映画の楽しみ方を再認識したり、旅行のスタイルが大幅に変わったりしました。海外に興味を持ったのもサークルのメンバーがよく海外に出かけてたことがきっかけだったかな。
サブカルは侮蔑的な意味合いを含んで語られがちですが、それ自体、またそのジャンルに程々に属している人たちは悪くない、むしろ楽しそうだなと思っています。
自分の周りにいる、いわゆるサブカル的な人たちは様々な分野に精通しているため会話が非常に楽しいです。
程々の浅さで、程々にいろんなものを嗜むことは良いことだと思います。浅くとも楽しめることを知ることができたのは大きな発見でした。
逆に、様々なことを深く知る必要性ばかりを追求していたせいで、今まで損をしていたのだな…と思うを痛感しました。ここについては、他人に対して深さを追求する場面がまだあるので自分でもまとめきれていないですが、それはまたそのうち。
サブカルに片足を踏み入れたことで良かったことは、様々なジャンルが相互作用を起こしていることをより分かるようになった点です。特に本や映画でこれは多く見られます。本⇔漫画⇔映画⇔音楽⇔演劇⇔ファッション⇔…といった具合に、一つの作品に対して本当に様々な要素が加わっていることが分かると、人生が充実するように感じます。
同時に、嗅覚も優れてきたり情報検索が上手くなったりしてハズレをひくことも少なくなりました。自分の場合は特に映画になりますが、極論ではありますがつまらない映画を見て時間を無駄にすることが減りました。上記の作品の理解が深められた点も含めて、長期的に見れば時間の使い方が上手くなった…と言うのは大袈裟でしょうか。
これはオマケですが、昔の名作といわれる作品に手を出すこときっかけも出来ました。名作ほど名前は知っていても手を出せないということは多いですが、サブカルという言葉によってその壁を取り払ってくれたりもしました。名作に触れるというのは案外恥ずかしいものなんですよね。
唯一、残念なのはファッションセンスは高校卒業のままで止まってしまったことです。服装に使うお金は学生の頃も今も相変わらず一番後回しのまま。垢抜けない私服のまま、今週末も都心へと繰り出してきます…。