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鉄道、音楽、日常、懐古

武蔵野Dreamer

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現在住んでいるのは武蔵野線の沿線。

高崎機関区のEF65(0、500番台)を追っていた中学生の頃は武蔵野線が天国だった。駅で気楽に撮れる、昼間でもひっきりなしに貨物列車が来るという環境は撮影においては最高だった。

 

いざ暮らしてみると、ユーザーとしての愚痴は尽きない。駅周辺に遊ぶところがない、都内に行くには乗り換えが必須、終電は早い、電車の本数は少ない、朝は山手線顔負けの大混雑…。メリットが感じられないので、年内には引っ越すつもりである。

 

ぶつぶつと言っているが、沿線に住んでみて、路線的に面白かったことをまとめてみる。

 

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武蔵野線は国内でも有数の205系充当線区である。8両編成ということで山手線や埼京線と比べると見劣りするのは否めないところだが、高規格路線でかなりのスピードで走っているので迫力は十分だと思う。

なんといっても、京葉線を通ってあの東京駅まで走っているのだ。首都圏を走る路線として東京駅まで走っていくのは誇らしい。…まぁ遠回りなので使う人はいないだろうが。

 

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最近はVVVF未改造かつシングルアームパンタを搭載している南武線中原区からの転属車、M51編成とM52編成が注目されている。外扇形モーターのため、メルヘン顔と比べるとめちゃくちゃうるさい。トンネル内では会話ができないレベル。

製造年度的には、内扇形が登場した後に落成したユニットだったが、騒音が問題になっていた埼京線にのみ内扇形を搭載し、それ以外の路線には引き続き従来の外扇形を搭載していた模様でちょっと謎が解決した。(ちなみに武蔵野・京葉線用は落成時より内扇形を搭載)

 

今のところ注目度は低いが、VVVF改造の編成もとても面白い。ドア窓に小窓と大窓が入り混じったM34編成(他にも存在)、JR線では最古参のクハを組み込むM20編成、メルヘン顔なのにVVVF改造されている異端児M35編成など、話題は尽きない。

 

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209系は今後機器更新が予想されている。音を追う人はそちらにも気をつけなければならない。

ちなみに、朝の通勤で209系が来ると非常に嬉しい。車体幅が広いので幾らか詰め込みに余裕を感じられる。

 

平日の電車運転を見ていると、いかにも国電らしいダイヤ構成と使用車両である。

近所に東所沢車両区があり、最近になってやっと様子を見に行ったが、通勤型のみが勢揃いした光景は通勤路線然としていて圧巻であった。前面だけを見ると、オレンジ一色の帯なので中央快速線っぽく思えたりする。

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 平日の国電ダイヤのなかでも花形運用と言えるのが「むさしの号」「しもうさ号」である。「むさしの号」は西浦和駅を高速で通過していく様子と、駅東側のスロープを駆け下りる瞬間がハイライトである。「しもうさ号」は武蔵野線内では特に特徴はないが、方向幕の文字を囲む四角が赤色で快速っぽくてかっこいい。

せっかく国鉄型の「快速」幕を踏襲しているのに、フォントが全然違うので垢抜けなくなっているのが残念である。

 

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平日は国電風味であるが、休日になると様子が一変する。線内の主要乗り換駅のみに停車する快速列車が走り、観光シーズンになると特急までもが走って来る。行き先も鎌倉、東武日光、黒磯、日立、高尾、勝浦、川越、河口湖(最近は走っていないが…)など様々。このギャップが面白い。乗ってみると、待避線がないのでひたすらノロノロ運転。これもまた魅力…かな。

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団体臨時列車や配給列車、貨物列車も魅力的であるが、それについては多くの方々が写真をアップしているので言うまでもないだろう。

 

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205系の置き換えは確実であるが、駅や沿線で通勤型を撮っている人は今のところほぼ見かけていない。これから殺到するであろうが、幸い全ての編成を撮影できたのでのんびりとできそうである。

せっかく武蔵野線という路線名なので、武蔵野の雰囲気が残る場所で季節感のある写真を撮って行くことが今後の課題である。

 

 

参考文献

鉄道ピクトリアル 2016年9月号、2010年2月号(電気車研究会)

れいん 2008年7月号(エリエイ)

サブカル上等

 

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中学、高校、大学と節目ごとにブログを新しくしてきたので、今回が4つ目になります。

今までは記事タイトルを曲名にすることにとっても拘っていましたが、楽曲レビューを行うブログをつくったので、こちらはふつうに更新をしていくことにします。

 

自己紹介…はレビュー数が伸びてきたらそのうち行うとして、一回目の更新の本題に入っていきます。

 

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